午前中は雨だった。それでも、いつものように街中のコースを歩く。途中若いころからの知り合いにあった。彼は、一流商社の管理職だった。訳があって独身一人暮らしである。主と一つ違い。現在、肝硬変を患っている。酒が原因だ。その彼に今日はどこへ、と聞くと「そのあたりをぷらぷらと…一人で家にいるのは寂しい」といった。
主は、いつものように、午前中のコースを歩き、ちょっと休憩にお茶を飲む。ふと気がつくと彼もその店で、新聞を読みながら時間をつぶしていた。人が恋しいからそこにいると。街中には一人暮らしの高齢者が多くなった。
高齢者にも、気軽なたまり場が必要なのだ。と思う。
写真は、市内のポケットパーク。花壇の手入れ管理は、地元の町会の方々である。