ちいさな小海線の旅

昨日、小海線に乗った。何年ぶりだろうか。二部に通っていた学生のころ、夏になると職場の先輩にあたる人の山荘に、仲間たちと遊びに行くことがしばしばあった。そこは八ヶ岳高原の清里だった。当時は、今ほど開けては無く、駅前もひっそりとして素朴だった。車で行くことはほとんどなく電車の旅だ。甲斐大泉清里、野辺山の周辺を歩き回ったことがある。今では、この付近は車が主流で電車で旅をすることは少ない。
そんな経験を思い出し小海線を途中下車し、短時間だが八ヶ岳高原の雰囲気を感じるため歩いた。高原の草叢に紫の発色が美しいアザミを見つけた。高原の気温や澄んだ空気のせいだろうか草花の色合いが、巷の雑草(あらぐさ)と一味違う。そんなひと時だった。